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著者名 |
佐藤優 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2011年02月 |
参考価格 |
¥785 |
頁数 |
436p |
ISBN |
978-4-09-408586-0 |
内容 |
【要旨情報】 真珠湾攻撃直後のNHKラジオでの連続講演をもとに、一九四二年一月に出版された大川周明著の『米英東亜侵略史』は、アメリカの対日政策の分析において、客観的および実証的なものだった。なぜ日本は対米英戦争に踏み切ったのか。アメリカの「太平洋制覇」戦略、執拗な満蒙への介入、イギリス植民地政策の実態などを緻密に分析し、「戦わねばならぬ理由」を大川周明は導き出していた。現在の地盤沈下する日本国家そして日本人が抱える外交政策の困難な問題を克服するヒントは過去の歴史にあるとの認識から、著者が『米英東亜侵略史』を丁寧に読み解く。
【e-honおすすめコメント】 歴史に学び、21世紀の日本の道を探る。ポスト冷戦後の世界は、帝国主義時代に近い構造を持っている。このような世界で日本が生き残っていくには、どうすればいいのだろうか。北方四島、尖閣諸島問題を見れば、最近、日本外交が「八方塞がり」に陥っていることは新聞や雑誌の論評を読めばよくわかる。日本外交の歯車が狂い始めているのだ。こんなときに、安直な対症療法ではかえって事態を複雑にし、病状をより深刻にする。いまこそ腰を落ち着けて、歴史に学ぶことが重要だ。歴史は繰り返すのである。1941年当時、日本が対米戦争に踏み切らざるを得なかった。急速に発展するアメリカという帝国主義国と妥協はできなかなかった。妥協をすれば、日本はアメリカの保護国、準植民地になる運命を免れなかった。NHkラジオの連続講演をもとに1942年1月に出版された、大川周明の『米英東亜侵略史』は、アメリカの対日政策の分析において、客観的および実証的なものだった。過去の歴史から学び、現下日本国家そして日本人か抱える外交政策の困難な問題を克服する緒が得られるとの考えから、佐藤優が『米英東亜侵略史』を丁寧に読み解き、21世紀の日本の方向性を示唆している。
【出版社コメント】 歴史に学び、21世紀の日本の道を探るポスト冷戦後の世界は、帝国主義時代に近い構造を持っている。このような世界で日本が生き残っていくには、どうすればいいのだろうか。北方四島、尖閣諸島問題を見れば、最近、日本外交が「八方塞がり」に陥っていることは新聞や雑誌の論評を読めばよくわかる。日本外交の歯車が狂い始めているのだ。こんなときに、安直な対症療法ではかえって事態を複雑にし、病状をより深刻にする。いまこそ腰を落ち着けて、歴史に学ぶことが重要だ。歴史は繰り返すのである。1941年当時、日本が対米戦争に踏み切らざるを得なかった。急速に発展するアメリカという帝国主義国と妥協はできなかなかった。妥協をすれば、日本はアメリカの保護国、準植民地になる運命を免れなかった。NHkラジオの連続講演をもとに1942年1月に出版された、大川周明の『米英東亜侵略史』は、アメリカの対日政策の分析において、客観的および実証的なものだった。過去の歴史から学び、現下日本国家そして日本人か抱える外交政策の困難な問題を克服する緒が得られるとの考えから、佐藤優が『米英東亜侵略史』を丁寧に読み解き、21世紀の日本の方向性を示唆している。
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目次 |
【目次】 第1部 米国東亜侵略史(大川周明)(ペリー来朝 シュワード政策
鉄道王ハリマン アメリカ人の気性と流儀 日本が屈服した日 敵、東より来たれば東条) 第2部 「国民は騙されていた」という虚構(佐藤優)(アメリカ、ソ連双方が危険視した思想家 アメリカによる日本人洗脳工作 アメリカ対日戦略への冷静な分析) 第3部 英国東亜侵略史(大川周明)(「偉大にして好戦なる国民」 東印度会社 印度征服の立役者R.クライヴ イギリス人歴史家の記録 阿片戦争 我らはなぜ大東亜戦争を戦うのか) 第4部 21世紀日本への遺産(佐藤優)(歴史は繰り返す 大東亜共栄圏と東アジア共同体 性善説という病 現代に生きる大川周明)
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ジャンル |
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