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著者名 |
一志治夫 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2016年09月 |
参考価格 |
¥748 |
頁数 |
309p |
ISBN |
978-4-09-470009-1 |
内容 |
【要旨情報】 偉ぶらず、媚びない。自分を語らず、自慢の類いはついぞしない。ノンフィクション作家が出会った、JR九州の列車デザイナー、水戸岡鋭治はそんな“目立たない”男だった―。旧国鉄ゆずりの体質に疑問を投げかけ、様々な出会いを繰り返しながら慣習を打ち破り、誰をも魅了する夢の列車を次々と生み出していく。タブーとされた木材を多用し、地元の伝統工芸をふんだんに施したクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」は、日本中の熱狂をさらった。寡黙な男が内に秘めた熱いエネルギーの源泉とは。未来をデザインすることに賭けた男の、がむしゃらな半生記。
【出版社コメント】 九州の鉄道を変貌させたデザイナーの物語1990年代以降、JR九州の各路線には個性的な列車が誕生してきた。精悍な“顔つき”で多くのファンをつくった特急「つばめ」(787系)、遊び心に満ちた色彩で親しまれた「ソニック」(883系)、和の素材、伝統、意匠を取り入れた九州新幹線「つばめ」(800系)……。本書は、これらのデザインを手がけたデザイナー水戸岡鋭治氏を描いたノンフィクション作品である。水戸岡氏は高校卒業後、デザイン事務所での修行を経て1972年に「ドーンデザイン研究所」を設立。不動産広告のパース画や、家具・建物のデザインを手がけていた。1988年のJR九州「アクアエクスプレス」のデザイン以降、特急、九州新幹線などの車両や、駅舎、街づくりなどのデザインを通じて、九州各地の活性化に貢献。「金がかかるばかりで儲からない」と全国の路線から食堂車が消え去りゆく中、「乗客のための空間・広場であって、公共の乗り物の中にあってもいい」という発想で、食堂車をいまの時代に合ったスタイルで蘇らせた。鉄道デザイン王国・九州を生み出した、水戸岡鋭治の「気」と「志」のすべてがここにある!
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目次 |
【目次】 コンセプトとはすなわち「志」―「富士山駅」 色への狂気「絶対色感」―大阪「サンデザイン」
ヨーロッパで出合った洗練とタフネス―イタリア「シルビオ・コッポラ事務所」 パース画の世界を切り拓く―「ドーンデザイン研究所」設立 成功へと導く「気」の存在―福岡「ホテル海の中道」 初の鉄道デザインは挑戦的な「花仕事」を―58系気動車「アクアエクスプレス」 百億円の価値を生むデザイン―高速船「ビートル」 なぜ食堂車が大切なのか―787系 特急「つばめ」 感動は注ぎ込まれたエネルギーの量―883系「ソニック」、885系 特急「かもめ」 和の素材・伝統・意匠を新幹線に―800系新幹線「つばめ」 「ローカル線」で日本の田舎を再生する―ゆふいんの森2、九州横断特急、SL人吉、いさぶろう・しんぺい、はやとの風、海幸山幸/MOMO、KURO(ともに岡山電気軌道)/いちご電車、たま電車(ともに和歌山電鐵)/博多駅ビル「JR博多シティ」
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ジャンル |
文庫 > 文芸・総合文庫 > 文芸・総合文庫 > 小学館文庫
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