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著者名 |
原真人 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2019年04月 |
参考価格 |
¥924 |
頁数 |
256p |
ISBN |
978-4-09-825343-2 |
内容 |
【要旨情報】 黒田日銀はなぜ「誤算」の連続なのか?その疑問を解くヒントは、かつての日本軍の失敗研究にあった―。「異次元緩和」は真珠湾攻撃、「マイナス金利」はインパール作戦を彷彿とさせ、「枠組み変更」は沖縄戦に通じる。組織論の観点から見ても「あいまいな戦略目的」や「短期決戦志向」など両者は驚くべき相似をなす。だとすれば、異次元緩和とアベノミクスの行き着く先は「第2の敗戦」ではないのか―。朝日新聞編集委員による全く新しい日銀批判の書。
【出版社コメント】 黒田日銀はなぜ「誤算」の連続なのか?「異次元緩和」は真珠湾攻撃、「マイナス金利」はインパール作戦、「枠組み変更」は沖縄戦に通じる――。「誤算」と「迷走」を重ねる黒田日銀の金融政策は、かつての日本軍の失敗を彷彿とさせる。組織論の観点から見ても、「あいまいな戦略目的」や「短期決戦志向」「属人的な決定プロセス」など、両者は驚くべき相似をなす。だとすれば、その行き着く先は「第2の敗戦」ではないのか――。いち早くアベノミクスに警鐘を鳴らした朝日新聞編集委員が、間違った金融政策を修正できない政府・黒田日銀の問題点を浮き彫りにする。「メディアも有識者も経済界も、この政策をまったく批判しなくなったら、それはまるで戦時中の大政翼賛会のようなものだ。あまりに無謀な太平洋戦争を引き起こした戦争責任は時の政権や軍部にある。だとしてもそれを無批判に受け入れ、時に支持したメディアや有識者たちにも責められるべき点が多々ある。批判を許さない抑圧的な体質も、都合のいいことしか説明しない、させないという大本営発表的な手法も、戦前や戦中に通じるもののように思える。私たちは今、相当に危なっかしい時代の淵に立っている。」(プロローグより抜粋)
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目次 |
【目次】 第1部 黒田日銀「迷走の軌跡」―「時系列」から考える相似(“開戦前夜”―あらかじめ定められた目標 失敗の発端(2012年12月)「主戦論」への転換(ノモンハン事件)
奇襲(2013年4月)「異次元緩和」という名の宣戦布告(真珠湾攻撃) ほか) 第2部 アベノミクス「失敗の本質」―「組織論」から考える相似(あいまいな戦略目的―「デフレ脱却」とは何か 短期志向の戦略立案―「2年で達成」と断じたインフレ目標 空気の支配・非科学的思考―「アベノミクスは成功」連呼 ほか) 第3部 “平和な終戦”はありうるか―「誤算」続きの黒田日銀が残した教訓(迷走する経済政策 「第2の敗戦」へ 来たるべき“破局”の前に)
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ジャンル |
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