【e-honおすすめコメント】
当初まったくの無名候補者だったオバマが、瞬く間に全米からの支持を集め、大統領選に勝利した――。本書は、ネット時代に対応したオバマ陣営の周到な集票戦略を明らかにする。自らもスマートフォン「ブラックベリー」を愛用するオバマは、ネット世代のリーダーらしく、フェースブック、ユーチューブといったソーシャル･テクノロジーを駆使して、全米50州を一つの巨大なオンライン･コミュニティーに変えた。いかにして不特定多数の有権者の支持を得て、資金調達や得票にまで結びつけたのか。（1）冷静さを貫いたリーダーシップのスタイル、（2）インターネットのソーシャルテクノロジー、（3）基調に流れる変革のメッセージ、の3つの切り口から解説。世界の選挙戦のあり方を大きく変えた“チーム・オバマ”の戦略は、ビジネスに応用するためのヒントが満載だ。

問題を解決せよ、犯人探しはするな。―テキサス州予備選挙敗北のレッスン　ほか）
３　ソーシャル・テクノロジーを活用せよ（新たな草の根、グラスルーツならぬ「ネットルーツ」を育てよう。―ターゲットを巻き込むレッスン
シームレスなコミュニティを構築せよ。―Ｍｙ．ＢａｒａｃｋＯｂａｍａ．ｃｏｍのレッスン　ほか）
４　変革の体現者となれ（現実と向き合い、大局観を持って問題に当たれ。―ジェレマイア・ライトと人権問題についての演説のレッスン
自分の立場に自信があるなら、引き下がるな。―外交政策をめぐるヒラリー・クリントンとの激突のレッスン　ほか）