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著者名 |
半藤一利 |
出版社 |
PHP研究所 |
出版年月 |
2013年07月 |
参考価格 |
¥817 |
頁数 |
373p |
ISBN |
978-4-569-76040-7 |
内容 |
【要旨情報】 人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。―安吾の『堕落論』は、戦争中の日本人の「狂気」に対する完膚なきまでの批評から生まれた。本書は、太平洋戦争開戦を描いた「ぐうたら戦記」から、戦後GHQによって闇に葬られた「特攻隊に捧ぐ」まで、安吾の作品と人生に寄り添いながら、歴史探偵が「戦時中の昭和」という時代を活写する。
【出版社コメント】 人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない――戦後日本に衝撃を与えた大ベストセラー『堕落論』は、戦争中の日本人に対する完膚なき批評から生まれた。本書は、流行作家として世に出る前の、昭和11年から21年までの坂口安吾の人と作品に寄り添い、「太平洋戦争」が安吾文学に与えた影響を鋭く考察する。二・二六事件の最中、女流作家・矢田津世子との恋に終止符を打ち、小説の筆も進まずに京都で退廃的な1年間を送る安吾。新作を携えて東京に戻るが売れず、取手・小田原・新潟へと流浪する。しかし名作「日本文化私観」等を発表、歴史書を読み漁り、焼夷弾の降りしきる中を生き延びながら、人間を見る目を鍛えていった。ヒット作『昭和史』『幕末史』の著者にして、若き日に坂口安吾の担当編集者であった半藤一利氏が、「歴史探偵」の先達と敬愛する大作家の真実にせまる渾身の歴史・文学評論。『坂口安吾と太平洋戦争』を改題。
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目次 |
【目次】 第1章 恋の炎と革命の嵐―昭和十一年 第2章 京都でのデカダンの日々―昭和十二年
第3章 国家総動員法のもとに―昭和十三年 第4章 日本の駆逐艦とソ連の戦闘機―昭和十四年 第5章 世界や日本の激動に我不関焉―昭和十五年 第6章 太平洋戦争がはじまった年―昭和十六年 第7章 チンドン屋と九軍神―昭和十七年 第8章 どんな犠牲をはらっても飛行機を―昭和十八年 第9章 戦勢急転落と「魔の退屈」―昭和十九年 第10章 焼夷弾の降りしきるとき―昭和二十年 第11章 「人間は堕ちる、人間は生きる」―昭和二十一年
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ジャンル |
文庫 > ビジネス文庫 > ビジネス文庫 > PHP文庫
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