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著者名 |
中野剛志 |
出版社 |
PHP研究所 |
出版年月 |
2022年08月 |
参考価格 |
¥1,155 |
頁数 |
248p |
ISBN |
978-4-569-85262-1 |
内容 |
【要旨情報】 社会科学とは社会について研究する学問であり、政治学、経済学、社会学、人類学、国際関係論などが含まれる。その古典を読み返したところで、当時とは時代が違うのだから役に立つことはないと思われるかもしれない。ところが驚くべきことに、現代を理解するためにはこれらの古典の知見について知る必要があり、さらに言えば現代で起こる様々な失敗は、古典の知恵を知らないために起こったものが多い。組織が官僚化することによる停滞、「抜本的な改革」に潜む罠、株式市場を活性化させることの危険性…。「教養にして実用」である社会科学の知見を明快に解説。
【e-honおすすめコメント】 「私が かなたまで見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです」 かのアイザック・ニュートンは、手紙の中でこう書いたと伝えられています。 自分の研究の成果は、自分一人の才能によるのではなく、先人たちの業績の蓄積のおかげであるという意味です。同じことは社会科学についても言えます。 本書は、社会科学において特に重要な古典を分かりやすく解説したものです。 あわせて、それらの古典が現代の世界を理解する上で欠かせないものであることも明らかにしていきます。
【本書で取り上げる社会科学の古典】●マックス・ウェーバー「官僚制的支配の本質、諸前提および展開」●エドマンド・バーク『フランス革命の省察』●アレクシス・ド・トクヴィル『アメリカの民主政治』●カール・ポランニー『大転換』●エミール・デュルケーム『自殺論』●E・H・カー『危機の二十年』●ニコロ・マキアヴェッリ『ディスコルシ』●J・M・ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』
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目次 |
【目次】 なぜ組織改革は失敗するのか―マックス・ウェーバー 効率性の追求が非効率を生む―マックス・ウェーバー
数値だけで測定できない価値―マックス・ウェーバー 急がば回れ―エドマンド・バーク 漸変主義こそ、実は近道―エドマンド・バーク 民主政治の怖さ―アレクシス・ド・トクヴィル 平等が進むほど全体主義化する―アレクシス・ド・トクヴィル 人々の絆が社会を豊かにする―アレクシス・ド・トクヴィル 新しい資本主義―カール・ポランニー 新自由主義と「社会防衛の原理」―カール・ポランニー 自殺はどうすれば防げるのか―エミール・デュルケーム 突然の社会変化が自殺を減らす―エミール・デュルケーム どうして戦争は起こるのか―E・H・カー―ロシアがウクライナを侵攻したわけ―E・H・カー 「軍事力」「経済力」「意見を支配する力」―E・H・カー どうして臨機応変に行動できないのか―ニコロ・マキャベリ 人はどのようにして必然的に破滅するか―ニコロ・マキャベリ 世の中、何が起きるか分からないから…―ジョン・メイナード・ケインズ いったい経済学はどうなってしまったのか?―ジョン・メイナード・ケインズ
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