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著者名 |
宮口智恵 |
出版社 |
PHP研究所 |
出版年月 |
2022年12月 |
参考価格 |
¥1,133 |
頁数 |
264p |
ISBN |
978-4-569-85366-6 |
内容 |
【要旨情報】 「早くして。何分かかってるの!?」「何よ、その目…」。四歳の娘マミちゃんの食事の時にイライラしてしまった咲希さんは、思わずマミちゃんを拳で叩いてしまう。その拍子に椅子が転倒し、マミちゃんは額に痣をつくる。やがて保育園が痣を発見し、児童相談所によるマミちゃんは「保護」されることに。咲希さんは「あれはしつけだ」と言って虐待を認めない。この時、咲希さんは心の中で何を求めているのか。支援者が彼女に対してできることとは?虐待した親と、その子を再び結びつける活動を行っている著者が、親子の「安心基地」をつくるために必要なことを語る。
【出版社コメント】 「早くして。何分かかってるの!?」「何よ、その目……」。四歳の娘マミちゃんの食事の時にイライラしてしまった咲希さんは、思わずマミちゃんを拳で叩いてしまいます。その拍子に椅子が転倒し、マミちゃんの額には痣が……。その痣を保育園が発見し、児童相談所によりマミちゃんは「保護」されることに。児童相談所で咲希さんは「あれはしつけだ」と言って虐待を認めません。この時、咲希さんは心の中で何を求めているでしょうか。支援者が彼女に対してできることは、何でしょうか。虐待した親と、その子を再び結びつける活動を行っている著者が、親子の「安心基地」をつくるために必要なことを語ります。たとえば、虐待した親とのコミュニケーションでは、中途半端なスキルを使っても、親との「回路」を開くことはできません。ここで言う「回路」とは、親と対話ができる、お互いに話を聞くことができる信頼関係といった意味です。1.「子どもってね、〇〇ですよね」と一般化する/2.「よく頑張っているね。すごいね」と褒めるように心がける/3.十分に話を聞かずにアドバイスをする/4.「また言ってるな」と取り合わないようにする/5.よくわかってもらうようにと、丁寧な説明を頻繁にする/6.傾聴に終始するこれらは支援者が日常的に使っている支援のスキルです。ですが、実は「親との『回路』のできない働きかけ」です。このような対応は親とのつながりを生まず、親と支援者とを遠ざけます。では、支援者はどのように親や子に接するのが望ましいのか。児童虐待に携わる仕事をされている方はもちろんのこと、一般の家庭や学校、さらには職場のコミュニケーションにおいても大切な「観察」の習慣について、多くの困難を経験した上で得た知見を伝えます。
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目次 |
【目次】 第1章 まず、一組の親子から 第2章 親から見える世界―子どもを保護された親
第3章 子どもから見える世界 第4章 支援者から見える世界―親と子を支援する人たち 第5章 親子への支援の実際―どのような支援がなされているのか 第6章 親、養育者への支援が、子どもへのギフトに
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > PHP新書
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