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著者名 |
五箇公一 |
出版社 |
小学館クリエイティブ |
出版年月 |
2017年07月 |
参考価格 |
¥1,540 |
頁数 |
159p |
ISBN |
978-4-7780-3534-1 |
内容 |
【要旨情報】 日本に定着した外来生物、その防除と駆除の最前線。近年、話題となっている外来生物種に焦点をおて、それぞれの日本への導入経緯や被害の現状、世界的な動向を掘り下げて分析し、これからどのように外来生物と向き合っていくべきかを考える。
【e-honおすすめコメント】 どうする?! 日本を跋扈する外来種問題 近年、外来種が問題になっています。外来種とは、人間の活動によってほかの地域(特に外国)から入ってきた生物のこと。よく知られているものが、食用として輸入したウシガエルと、その餌として輸入したアメリカザリガニ。ともに、日本中で見られます。現在では、農作物や家畜、ペットとして輸入されたものが逃げ出したり放されたり、流通の過程で海外から入ってきたりしています。それが日本に定着して分布を広げ、在来種を食べてしまうなどして生態系が壊され、在来種が交雑してしまい在来種の遺伝子の独自性がなくなることが多々報告されています。外来種が凶暴・有毒であると、人間に被害が及ぶ可能性もあります。特にそのリスクが高い生物を「特定外来生物」に指定して、法律で取り締まっていますが、一度自然界に広がった外来種を根絶することは難しいのです。本書は、インターネットニュースサイト「THE PAGE」に連載され、好評を博している記事をまとめるものです。著者は国立環境研究所・侵入生物研究チームの五箇公一博士です。外来種の侵入の経緯やそのリスク、対処法についてわかりやすく解説していて、日本の自然や生物について考えさせられる1冊です。
【出版社コメント】 どうする?! 日本を跋扈する外来種問題近年、外来種が問題になっています。外来種とは、人間の活動によってほかの地域(特に外国)から入ってきた生物のこと。よく知られているものが、食用として輸入したウシガエルと、その餌として輸入したアメリカザリガニ。ともに、日本中で見られます。現在では、農作物や家畜、ペットとして輸入されたものが逃げ出したり放されたり、流通の過程で海外から入ってきたりしています。それが日本に定着して分布を広げ、在来種を食べてしまうなどして生態系が壊され、在来種が交雑してしまい在来種の遺伝子の独自性がなくなることが多々報告されています。外来種が凶暴・有毒であると、人間に被害が及ぶ可能性もあります。特にそのリスクが高い生物を「特定外来生物」に指定して、法律で取り締まっていますが、一度自然界に広がった外来種を根絶することは難しいのです。本書は、インターネットニュースサイト「THE PAGE」に連載され、好評を博している記事をまとめるものです。著者は国立環境研究所・侵入生物研究チームの五箇公一博士です。外来種の侵入の経緯やそのリスク、対処法についてわかりやすく解説していて、日本の自然や生物について考えさせられる1冊です。
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目次 |
【目次】 セアカゴケグモが増えた夏 そして忘れ去られた夏 殺人アリ・ヒアリの上陸に備える
カエル、イモリが絶滅する!?両生類界の新興感染症のパンデミック 有用昆虫セイヨウオオマルハナバチの光と陰 なぜ日本人は輸入するほどクワガタムシが好きなのか? 世界を駆け巡るダニ 小笠原の固有生物群を食い尽くすグリーンアノール 農薬の環境安全性は外来ミジンコで測られている マングースはハブと闘わない 侵略的外来生物としての病原体 SF映画が現実になった“キラー・ビー”人間がつくり出した殺人ミツバチ アニメも影響して輸入されたアライグマ 実はとても危険な動物だった ミドリガメ 正体は侵略的外来種ミシシッピアカミミガメ 外来種と在来種の国際結婚はなにが問題なのか?交雑による遺伝的多様性の攪乱 アリゲーター・ガー、ピラニア、ニシキヘビ…外来種の宝庫と化す多摩川 かつては貴重なたんぱく源だった 巨大カタツムリと巨大タニシ 中国産スズメバチが対馬に襲来 本土上陸を食い止めよ 親しまれる外来ザリガニ―食用からペットまで スズメもネコジャラシも大陸からやってきた外来種か在来種かはどう決める? 日本の外来生物対策最前線
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ジャンル |
理学書 > 生物 > 進化論 > 生態学
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