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著者名 |
ソン・ホンギュ |
出版社 |
新泉社 |
出版年月 |
2022年01月 |
参考価格 |
¥2,310 |
頁数 |
256p |
ISBN |
978-4-7877-2123-5 |
内容 |
【要旨情報】 その日、僕はこの世界を養子に迎えることにした―。朝鮮戦争の数十年後、ソウルのイスラーム寺院周辺のみすぼらしい街。孤児院を転々としていた少年は、精肉店を営む老トルコ人に引き取られる。朝鮮戦争時に国連軍に従軍した老人は、休戦後も故郷に帰らず韓国に残り、敬虔なムスリムなのに豚肉を売って生計を立てている。家族や故郷を失い、心身に深い傷を負った人たちが集う街で暮らすなかで、少年は固く閉ざしていた心の扉を徐々に開いていく。
【出版社コメント】 〈僕は自分の体に残っている傷跡の起源を知らない。〉「僕には故郷がない。懐かしい原風景もなければ、見慣れたものにまつわる記憶もなかった。だから、どこにいても僕にとっては故郷であり母国だ。誰であろうと僕の旧友であり家族だ。」その日、僕はこの世界を養子に迎えることにした――。朝鮮戦争の数十年後、ソウルのイスラーム寺院周辺のみすぼらしい街。孤児院を転々としていた少年は、精肉店を営む老トルコ人に引き取られる。朝鮮戦争時に国連軍に従軍した老人は、休戦後も故郷に帰らず韓国に残り、敬虔なムスリムなのに豚肉を売って生計を立てている。家族や故郷を失い、心身に深い傷を負った人たちが集う街で暮らすなかで、少年は固く閉ざしていた心の扉を徐々に開いていく。「僕はハサンおじさんに訊きたかった。僕の体にある傷跡は、なにを守ろうとしてできたものなの? 僕にも守るべき魂があったの?もしあったとしたら、僕の魂はなぜいまも貧しいの? なぜ僕は肉体も魂も傷ついたの?僕の魂は肉体を守ってやれなかったし、肉体は魂を守ってくれなかった。ということは、僕の魂と肉体はずっとばらばらだったのだろうか――。」韓国でロングセラー。英語版とトルコ語版も翻訳出版された話題作
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目次 |
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ジャンル |
文学・ノンフィクション > 文学 > 海外文学・研究 > アジア 現代文学
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