著者名 | 田中淳夫 |
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出版社 | 新泉社 |
出版年月 | 2023年03月 |
参考価格 | ¥2,750 |
頁数 | 320p |
ISBN | 978-4-7877-2210-2 |
内容 |
【要旨情報】 明治の初め、吉野山の桜を全部買い取った男がいた。彼は、吉野から伊勢まで懸崖の山々を抜ける道を独力で開き、全国の山を緑で覆うべく造林を推し進めた。さらに自由民権運動に参画し、同志社など多くの学校を資金面で支えることに力を注いだ。また女子教育こそが国力を伸ばすとして日本女子大学校(現・日本女子大学)の創設を支援し、自らの娘もアメリカに留学させた。そのほか手がけた偉業を数え上げたらきりがない。彼こそ豪商三井と並ぶ財力を持っていた山林王・土倉庄三郎である。吉野川の源流部・川上村に居を構えつつ、近代日本の礎づくりに邁進したのだ。ところが現在、土倉庄三郎の名前は歴史から消え、彼の事績は忘れられつつある。土倉家に起きた悲劇とは何なのか。そして吉野の山中からどんな世界を見ていたのか。彼の足跡を追いながら、幕末から明治、そして大正にかけて日本がたどった道のりを森からの視点で探っていく。 >> もっと見る
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目次 |
【目次】 第1章 キリスト教学校と自由民権運動 第2章 山の民の明治維新 >> もっと見る
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ジャンル | 歴史・民俗 > 日本史 > 日本近代史 > 日本近代史概説 |
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