なぜ公害は続くのか シリーズ環境社会学講座
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著者名 |
藤川賢 |
出版社 |
新泉社 |
出版年月 |
2023年04月 |
参考価格 |
¥2,750 |
頁数 |
320p |
ISBN |
978-4-7877-2301-7 |
内容 |
【要旨情報】 公害は「過去」のものではない。問題を引き起こす構造は社会に根深く横たわり、差別と無関心が被害を見えなくしている。公害の歴史と経験に学び、被害の声に耳を澄まし、犠牲の偏在が進む現代の課題を考える。
【出版社コメント】 公害は「過去」のものではない。問題を引き起こす構造は社会に根深く横たわり、差別と無関心が被害を見えなくしている。公害の歴史と経験に学び、被害の声に耳を澄まし、犠牲の偏在が進む現代の課題を考える。公害を生み続ける社会をどう変えていくかーー。〈公害の歴史が教えるのは、見えていたはずのものが不可視化されていく過程である。その背後には、環境侵害の影響を背負わされるのが社会的に弱い立場の人びとに偏るという、公害の最初期から続く社会構造もある。公害の「解決」を強調する動きが、実は公害発生の経緯を引きずるものであり、現在の環境問題にも影響を与えているのであれば、不可視化の仕組みに注意し、それに対抗する方法を考える必要がある。ーー編者〉
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目次 |
【目次】 序章 公害はなぜ続くのか―不可視化される被害と加害 1 公害とは何か―被害拡大の構図と教訓(足尾銅山鉱煙毒事件にみる公害の原型
自然と生活を軽視する論理に抗う―新潟水俣病にみる公害被害の現在 ほか) 2 環境的不公正の潜在と拡大―長期化・グローバル化する被害(食品公害問題の長期化―なぜカネミ油症被害者は被害を訴え続けなければならないのか 熱帯材と日本人―足下に熱帯雨林を踏み続けて ほか) 3 公害は終わっていない―新たな課題と経験の継承(NIMBYと「公共性」―産業廃棄物処理施設をめぐる公共関与と合意形成 水俣病にとっての六五歳問題―「先天性(胎児性)という問い」から ほか) 終章 不可視化に抗うために―公害を生み続ける社会をどう変えていくか
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ジャンル |
社会学 > 社会学 > 社会学理論 > 社会学理論・異文化コミュニケーション
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