著者名 | 山内一也 |
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出版社 | みすず書房 |
出版年月 | 2018年12月 |
参考価格 | ¥3,080 |
頁数 | 269p |
ISBN | 978-4-622-08753-3 |
内容 |
【要旨情報】 ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年もの凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動にかかわっている。ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。 |
目次 |
【目次】 第1章 その奇妙な“生”と“死” 第2章 見えないウイルスの痕跡を追う >> もっと見る
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ジャンル | 理学書 > 生物 > 微生物学 > 微生物学・細菌学・ウイルス学(生物学) |
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