ブリヤ=サヴァラン「美味礼讃」を読む 講談社学術文庫
実際の店頭在庫とは異なることがございます。ご来店の際は事前にお電話にてお問い合わせください。
著者名 |
辻静雄 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2022年12月 |
参考価格 |
¥1,408 |
頁数 |
368p |
ISBN |
978-4-06-529885-5 |
内容 |
【要旨情報】 18世紀フランスの政治家・法律家にして稀代の美食家が著した『味覚の生理学』。世界中で今も読まれ、『美味礼讃』の邦題でも親しまれるこの書物は、なぜ食の総合学たる「ガストロノミー」の聖典とされ続けるのか。日本の料理文化を牽引した著者が、食・歴史・地理・美術・文学の広汎な知見を総動員し、サヴァランの思考を辿り、料理の精髄を語り尽くす!
【出版社コメント】 18世紀フランスの政治家・法律家にして稀代の美食家であったサヴァランが著した『Physiologie du Gout(味覚の生理学)』は、「ガストロノミー」、食というものについての総合学の聖典として、世界中で現在まで読み継がれている。とりわけ日本においては、『美味礼賛』という邦題と、「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言いあててみせよう」という警句とともによく知られるが、では実際にどのような事が書かれているのか、なぜこの本が、サヴァランという人物が、かくも偉大なものとされているのかについては、詳しく知る者は多くはないだろう。 日本の料理文化を大きく展開させた辻静雄が、食はもとより歴史・地理・美術・文学についての広汎な知見を総動員し、サヴァランの思考を辿り、料理の精髄を縦横無尽に語り尽くす! 【本書より】「私は豚肉を食べています。それで……」と言ったら、ブリヤ=サヴァランは人となりなど言ってくれるどころか、絶句して卒倒してしまうんじゃないでしょうか。 【本書の内容】第一講 ブリヤ= サヴァランと『味覚の生理学』I ブリヤ= サヴァランはどういう人だったかII 『味覚の生理学』初版その他III 『味覚の生理学』の構成、その他第二講 食べ物と新しい歴史学I 『味覚の生理学』の背景も知っておきたいII ブリヤ= サヴァランの対極にいた人たちIII パリの食糧、その他第三講 「おいしさ」とその表現I 「教授のアフォリスム」を読むII ブリヤ= サヴァランが好んだ料理III 「おいしい」という言葉/味の表現第四講 ワイン事情I ブリヤ= サヴァランとワインのことなどII 一九世紀のワイン事情第五講 ガストロノミーとガストロノームの系譜I ガストロノミーとグルマンディーズII ガストロノームの系譜あとがき参考文献 ※本書の原本は、1989年に岩波書店より『ブリア-サヴァラン「美味礼讃」を読む』として刊行されました。
>> もっと見る
<< 閉じる
|
目次 |
【目次】 第1講 ブリヤ=サヴァランと『味覚の生理学』(ブリヤ=サヴァランとはどういう人だったか 『味覚の生理学』初版その他
『味覚の生理学』の構成、その他) 第2講 食べ物と新しい歴史学(『味覚の生理学』の背景も知っておきたい ブリヤ=サヴァランの対極にいた人たち パリの食糧、その他) 第3講 「おいしさ」とその表現(「教授のアフォリスム」を読む ブリヤ=サヴァランが好んだ料理 「おいしい」という言葉/味の表現) 第4講 ワイン事情(ブリヤ=サヴァランとワインのことなど 一九世紀のワイン事情) 第5講 ガストロノミーとガストロノームの系譜(ガストロノミーとグルマンディーズ ガストロノームの系譜)
>> もっと見る
<< 閉じる
|
ジャンル |
文庫 > 学術・教養文庫 > 学術・教養文庫 > 講談社学術文庫
|
※e-honは、株式会社トーハンが運営するオンライン書店です。
インターネットで注文した書籍を、宅配または三省堂書店の各店舗で受け取れます。
ご利用にあたっては、e-hon会員登録が必要です。